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三鬼商事(東京)の発表によると、都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷区)の空率率は7か月連続全体で0.36%上昇し3.43%となりました。中でも渋谷区と港区は4%を超え、更に募集賃料も下落しています。コロナ禍でIT企業中心に経費削減や在宅勤務の浸透で既存オフィスを解約する動きが加速しました。もともと渋谷区はIT企業が集まり、5区内でも最も平均賃料が高かったのですが、0.37%下落し坪24,813円、港区は0.54%下落し23,232円になりました。港区は大規模再開発が続き、最近では1フロア660㎡以上の大規模オフィスの供給が150棟を超え、千代田区の110棟を上回っています。こういった理由で需要と供給のバランスがくずれていると考えられます。