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オフィスビル仲介大手の三鬼商事(東京)発表によると、8月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の空室率は6・31%と、7月に比べ0・03ポイントアップしました。供給過剰の目安となる5%を上回るのは7カ月連続です。新型コロナウイルス拡大後のオフィス需要の縮小が続いている様子です。
なかでも港区と渋谷区の2地域でアップしました。港区は7月比0・19ポイントアップの8・49%と、5区で最も高い数値です。
一方、丸の内地区などで安定した需要がある千代田区は0・05ポイントダウンして4・49%でした。中央区や新宿区も低下し、5区全域の上昇幅は6月(0・29ポイント)や7月(0・09ポイント)よりダウンしました。テレワーク中心の体制にしたものの、オフィスが足りなくなり再び契約する動きも出てきているようすです。