ビサイドホーム

menu

MENU

東南アジアの配車サービスの苦境と断食月について

  • 2020/04/16 不動産ニュース 不動産マメ知識

    インドネシアでは配車サービスによる移動が非常にポピュラーかつ便利で、インドネシア資本のデカコーン企業(未上場で企業価値が100憶ドル以上)筆頭のゴジェックと、同じくシンガポール資本のグラブがしのぎを削っています。

    両国(インドネシアは首都ジャカルタ特別州)とも日本同様、不要不急の外出自粛要請が出ています。両社とも3月の対前月比利用者数は約20%減少しています。特にジャカルタ特別州は、バイクでの乗車サービスを禁止しており、日本円にして約30円前後で移動できる庶民の足が稼働できず、市民はもとよりそれで生計を立てている人が多くいる中、両社とも運転手への補償問題や今後の運転手確保が課題となっています。

    そんな中、世界最大のイスラム教徒を抱えるインドネシアにも断食月がやってきます。イスラム歴9月で、預言者ムハンマドが神から啓示を授かり布教を始めた、とても神聖な行事で、ラマダーンと呼ばれます。ムスリム(イスラム教徒)は文字通り日の出から日の入りまでは水さえも口にせずに過ごします。ただ、日没後は家族や友人と爆食しています。

    これが終わると、大体3日から10日くらい、大祭(レバラーン)という大型休暇がありますが、その時に皆一斉に帰省します。前述の通り、配車サービスが規制されたり、そもそも人が移動する事が危険で抑制しているので、今年はどうなるか心配です。日本人もこの時期に一時帰国するのですが、それもままならず、皆ストレスが溜まっているのではと心配になります。

一覧へ戻る

↑ ページトップへ
Fudousan Plugin Ver.5.3.0