東京２３区の単身者賃貸マンション平均募集家賃が前月に比べ１・５％アップして、７カ月連続で最高値

2025/01/31 不動産ニュース
アットホーム（東京）が２９日発表した２０２４年１２月の東京２３区の賃貸マンション平均募集家賃は、専有面積３０㎡以下のシングル向け物件が９万６１６３円になりました。前月に比べ１・５％アップして、７カ月連続で最高値をつけました。
進学や就職、転勤にともない賃貸物件の需要が増える春を前に、不動産オーナーが家賃を引き上げている様子です。賃貸物件は入居中に家賃を上げることが難しく、入居者が入れ替わるタイミングでの価格改定が多いです。推薦入試で年内に大学入学が決まる学生が増えている影響で、単身向け物件は年末から繁忙期が始まるようになってきている可能性があります。
東京２３区内では、もともとの家賃水準が相対的に低かったエリアでの値上がりが大きいです。１５年１月を１００とした平均家賃指数をみると、２４年１２月は都心６区が１１９・７、品川区や目黒区などの城西城南６区が１１４・４だったのに対し、江東区や荒川区などの城北城東１１区では１２２・８となりました。