東京都心５区の空室率が前月比０・０５ポイントダウン

2022/11/11 不動産ニュース
三鬼商事（東京）が１０日発表した１０月の東京都心５区（千代田、中央、港、新宿、渋谷）の空室率は６・４４％と、前月に比べ０・０５ポイントダウンしました。中規模ビルで成約が進んだことが要因です。供給過剰の目安となる５％は２１カ月連続で上回りました。　新築ビルの空室率は３７・９１％と９月に比べ２・５４ポイントダウンしました。完成時点で満室のビルが１棟あり、全体を押し下げました。前年同月との比較では２３・８８ポイントアップしています。
新築と既存をあわせた平均賃料は３・３㎡当たり２万１１４円と前月比０・２１％（４２円）ダウンしました。既存ビルに限ると０・２２％（４５円）ダウンの１万９９９０円です。２０１８年７月以来、４年３カ月ぶりに２万円を下回りました。入居企業が抜けた「２次空室」物件を中心に賃料を下げる動きが広がっています。