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東京カンテイ(東京)が16日発表した2024年の分譲マンション賃料は、東京都が1㎡あたり4163円で前年比3・2%アップとなり、7年連続のアップとなりました。賃貸需要は堅調に推移しているものの、ここまでの賃料上昇で借り手が手を出しにくい水準に達しており、伸び率は23年(7・5%)よりダウンしました。
分譲マンション賃料はマンション住戸の持ち主が賃貸物件として貸し出す際に設定する賃料で、調査は専有面積30㎡未満の住戸や事務所・店舗用を除くファミリータイプを対象に、年間の募集賃料を集計しました。首都圏(1都3県)の賃料は前年比2・6%アップの3603円でした。
東京23区の賃料は前年比3・4%アップの4295円でした。24年の平均賃料の推移を月間でみると、前半は上昇基調が続き6月には04年の集計開始以来の最高値となる4336円をつけました。7月以降は築浅物件の供給が少なかったことに加え、需要減を警戒して賃料改定が進みにくくなり、平均賃料は前月を下回ることが多かった様子です。