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東京23区の中古マンションの価格上昇が加速しています。9月の平均希望売り出し価格は前月比2・9%アップの70㎡1億1034万円と、初めて1億1000万円を超えました。新築物件の供給が細るなかで中古市場に実需層が流れているほか、株高を背景に富裕層も中古物件への投資余力を高めているようです。東京23区の平均価格は、データが確認できる1997年1月以降の最高値を17カ月連続で更新しました。前月比の伸び率は7月(1・4%)や8月(2・3%)に比べて拡大しました。1年の上昇率は37%に達しています。
東京23区の需要の強さは成約件数の伸びにも表れています。東日本不動産流通機構(東京)によると、東京都区部の中古マンションの成約件数は、9月に前月比25%増の1995件と、1年で56・6%増えました。
東京カンテイによると、東京23区の価格上昇をけん引するのは都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)だ。前月比3%アップのの70㎡あたり1億7550万円でした。データが確認できる2004年1月以降の最高値です。都心部には富裕層の投資やセカンドハウスの需要が集まっています。
最も高いのは千代田区で、前月比1・4%アップの2億5103万円でした。経営者などに人気があるエリアで、流通戸数が少なく希少性が高いため、高値がつきやすいです。
東京23区内では都心部と周辺部の格差も目立ちます。足立区と葛飾区の価格は4000万円台で千代田区の5分の1以下でした。
首都圏(1都3県)全体では前月比2・2%アップの6018万円でした。神奈川県は1・0%アップの4021万円、埼玉県は0・3%アップの3028万円、千葉県は0・3%アップの2821万円でした。