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国土交通省は住宅購入時の借入額と将来的な住宅価値の差額のみを返済する「残価設定型」のローンの普及に向け、2021年度にも民間の金融機関が参加するモデル事業を始めると発表しました。残価設定ローンは借入額と将来の住宅価値の差額のみを返す仕組みです。将来の残価をあらかじめ設定し、住宅価格から差し引いた額を分割して返済します。ローンが満期を迎えた際は①残価で住宅を買い取る、②再度ローンを組む、③家を売却する、といった複数の選択肢があります。家は残価で買い取ってもらえ、売却すればローンは完済となります。このことは、借り手にとっては毎月の返済額を低く抑えられるのが最大のメリットです。自動車では一般的な仕組みだが、住宅ローンでは昨年11月に新生銀行が取り扱いを始めた程度で普及していません。