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建設物価調査会(東京)が発表した9月の東京地区の建築費指数によると、マンションの建築費が過去最高を更新しました。人手不足を背景に型枠工や左官といった専門職人の人件費が上がり、全体の建築費を押し上げました。鉄筋や鉄骨など資材の価格上昇はいったん落ち着いているものの、マンション建設のコスト上昇に歯止めがかかっていません。
同調査会はマンションのほかオフィスビルや工場など建物の種類別に工事原価を指数化し、毎月公表しています。鋼材やコンクリートなどの建設資材のほか、それらを組み立てる作業員の人件費など項目ごとにコストを計算しています。
マンション(鉄筋コンクリート造)の指数(速報値、2015年=100)は9月に133・9と、前月から1・2%アップしました。最近はほぼ毎月のように過去最高を更新する上昇基調が続き、1年前に比べると6%アップしています。