• 2022/01/14 不動産ニュース

  オフィスビル仲介大手の三鬼商事（東京）が１３日発表した２０２１年１２月の東京都心５区（千代田、中央、港、新宿、渋谷）の空室率は６・３３％と２１年１１月に比べ０・０２ポイントと、2か月連続でダウンしました。新型コロナウイルス拡大前より割安な賃料を背景に移転需要が出るなど、悪化していたオフィス需要に落ち着きが見え始めました。
  地区別では千代田区が１１月比０・２ポイントダウンの４・５８％でした。中小規模の成約が多くみられました。新宿区も６・０４％と０・０９ポイントダウンしました。中央、港、渋谷の３区は空室率はアップしましたが上昇幅は比較的小さく、５区全体では空室率はダウンしました。
  平均募集賃料は３・３平方メートルあたり２万５９６円と１１月比９０円（０・４４％）と、１７カ月連続でダウンしました。コロナ前より賃料が割安になり、オフィス環境を改善したい企業の需要が空室率を押し下げた様子です。

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